2024.11.30
ハノイ3日目
昨日飲んだコーヒーが苦かったので、ミルク入りを注文。
いつもは甘いの飲まないけれど、旅行くらいは良いかの気持ち、めちゃウマ。
やっぱり精製された糖分は脳に来る。
というかこのアワアワがおいしい。
ここのバインミー屋が結構お気に入りで、大通りから一本入った場所なので、多少は静か。
それでいて人通りもそこそこあるので、代わる代わる違う人が来る。
見ていて飽きない。
間違いなくお気に入りの場所になりました。
行きたい場所（西湖）は２日目におおよそ回ったので、最終日は好きにウロウロします。
専門店が専門店しすぎていて、面白くもあり、売れるのか心配にもなる。
ここは花屋さんではなく、造花屋さん。
ですが時期がこれば、12月の装いに移るお店も。
このシュールさもたまりません。
ハノイは人口密度やバイクの量が多いからか、PM2.5な空気をしています。
ベトナムらしい一枚が撮れました。
どうしても食べたくなった、昨日食べたプリンをプレーンで。
これで50円程度なので、激安。
調子に乗ってもう一つ。
しかもさっきよりも甘い、黒もち米のココナッツミルクがけ。
美味しいんだけど、一個目の感動は超えない。
体験する自分は喜びの総量を感じるけれど、記憶する自分は最高と最後の瞬間をメインに覚えているのだそう。
その理論で行くと、蛇足で〆ると記憶の感動が平均して減ってしまうそう。
よくばらず一個にしておけばよかったか。
昨日行って気になっていた、ロンビエンマーケットから見える橋へ。
ここロンビエン橋は、ちょっとした観光スポット。
上から地元の人たちのやりとりを撮っていたら、下から怒られました。
そりゃあ日常生活を撮られるのは嫌だよね。
配慮が足りなかったと、反省しました。
だけど撮りたいものは撮りたい。
ここ、マーケットの奥側は、ソンホン川河川敷につながるスラム？
的な場所になっていました。
スラムの向こうに高層ビル。
この人たちは、どんな生活をしているのだろうか？
案外良いのか？
全く良くないのか？
スラムの小川はマジで汚く、昨日の西湖がどうでも良くなるレベル。
ゴミが散乱し、灰色の水が流れる場所。
スラムの終わり、河川敷側、灰色の水が流れゆく先に、小さなお花畑。
観光客がお花越しにピースをしています。
あなたの後ろには、灰色の水が流れています。
発展する経済、今までの生活に取り残される人たち、観光としての新たな産業。
増加の一途をたどるベトナムの人口と、急速に発展しながら歪む経済の縮図を、ここハノイの片隅で見たような気がします。
流れた灰色の水は、ソンホン川へと流入します。
ハノイの人たちが悪い訳ではない、人口増加が一口に悪い訳ではない。
僕だってここハノイに降り立ち、ここハノイで経済活動に加担する。
バイクは使っていないが、CO2を多大に排出する乗り物に乗ってくる。
この土地で食わねば生きられず、この街の人たちが提供してくれる食事を楽しんでいる。
他人事などではなく、自分もその一員。
いや、自分は贅沢のためにここに来ているのだから、間違いなく悪なのは自分の方。
エゴでしかない活動だ。
何も発信する活動もしない、楽しみに来るだけ、自分の人生のために来るだけ。
自分一人でこの環境汚染に一手を打てるわけも無く、打つつもりだってない。
なんとも言えない「気持ちだけ」抱きつつ、長いロンビエン橋を渡り切りました。
帰り方向はもっと汚い水でした。
墨汁原液のような黒さと滲みのある青。
そしてその中で生きていける、魚や草の生命力も、改めて感じます。
この人たちも、悪気があるわけがないのだ。
今よりもっと安心した生活を、もっと良い生活を家族に、楽しみのために、生きるために、今日も働く。
働くという事生きるという事は、ゴミを出し、水を汚し、世界をゆがめる。
下層に居る人たちを、汚い世界へ追い詰める。
とまあ、なんとも言えない気持ちになりましたね（笑）
帰り際、にぎわっているドンムアンマーケットに潜入してみました。
まあ物凄いせまぜまとした、ごっちゃごちゃな空間でした（笑）
今日はハノイを出ますので、土産を買っていかなくては。
これ系のお店は可愛くて安かったので、もう少し買ってこればよかったかな。
最後にフォーが食べたくなったので、ドミのすぐ近くにあったファミリーフォーという店に。
トラディショナルでお気に入りになりそう。
も一つおなかにスペースがあったので、急遽適当に頼んだのが、ソイガーというもち米とチキンの料理。
フライドオニオン的なザクザク感に、スティッキーライスのモチモチ感。
チキンのうま味に、甘辛ナンプラーの組み合わせ。
これ最強。
ノイバイ空港から見たハノイのマジックアワーは、PM2.5のおかげでいつもより焼けました。
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