8泊9日の旅行で上海ソロ旅に行ってきたので、せっかくですのでお役に立てる情報があればと思いまして報告します。
上海の郊外にある、いわゆる「古鎮」とか「水郷」とか言われる古い街並み。
そのうち七宝と朱家角と南翔は地下鉄で行けてしまうので、アクセスも容易。

ですが上海という日本から気軽に行ける土地故、2泊3日とかの旅行に詰め込む人も多いでしょう。
どれか一つ選ぶならどこにするとよいか?
的に悩まれる人は多そうでしたので、かなり主観的ではありますが、個人的な印象とおすすめを伝えられたらと思います。
3つすべて行くことは可能
先に言っておきますと、朝から夜まで動くならば、3つ全て行くのも可能でしょう。
10時~行動で七宝と朱家角は日暮れ前に普通に楽しめたので、3つ詰め込めるんじゃないかなと思っています。
といっても、中国の地下鉄に乗り慣れた頃に2つ回ったので、余裕を持つなら2つまでが限度かな。

朱家角

地下鉄で1時間ちょい、古鎮の中では最も遠いけれど、一番見ごたえもあって半日遊べるのが朱家角かなと思います。
僕は3-4時間居たはず。

東のベネツィアと呼ばれる場所はいくつかありますが、郊外エリアを5つ程行った中では、朱家角が最もベネチアしてて、最も水郷っぽさを感じました。

水郷っぽさ、街並みの綺麗さ、エリアの広さどれも丁度良い感じで、旅慣れしていない方でも楽しめるエリアですね。



古い町並みを残しつつ、オシャレなカフェや宿にリノベーションした店が多かったりと、イイ感じに新旧が混ざっっています。
良くも悪くも、「綺麗な観光地に仕上がっている」イメージ。

観光エリアから少し離れると、現地の方が住んでいるそのままを見られるのも、個人的には楽しい所。
ひとり旅で、やや郊外の現地っぽさを味わいたい的な人にも、朱家角はおすすめ。

正式な場所は忘れましたが、この辺りをウロウロしているとでっかい市場に遭遇できるのも楽しい。
個人的にこういった市場はめっちゃ好きで、広東省の市場とかよりも比較的綺麗だと思うので、初心者の方にもおすすめ出来るエリア。


写真では載せませんが、鶏肉まるまるとかバンバン叩き切ったりしているので、ローカルなエグイ所も見れるのも、不謹慎ながら面白いです。

食べ歩きでメジャーなのは、角煮入った粽ですね。
一個100~150円くらいと、上海で食べるのと同じくらい。
粽を食べるならココ。
ちなみに次に紹介する七宝古鎮からのアクセスは、地下鉄の路線図的に噛み合っていないので、一部ローカルバス(激安数十円)を使って空港まで行くことになります。

百度地図を使えば、Googleマップよりも分かりやすいバス移動が出来るので、そこまで心配しなくてOK。
初めて使ったけど、すぐ理解できた。
七宝古鎮

七宝古鎮も水郷の町でもあるのですが、規模感としては朱家角よりも小さめ。
ですがこの町の魅力は、食べ歩きにあると感じました。

特にこのモチモチゴマ団子がめちゃくちゃ美味しくて、想像通りな感じの味ではありますが、美味い。

それの老舗があるので、これを食べに来るだけでも価値があるくらい。


このもちもちは他にもお肉とかお野菜入りもありますし、しかも安いので楽しいと思います。

狭いながらに食べ歩きはかなり充実していると感じました。


千と千尋の父母がドカ食いしていたのを彷彿とさせるようなものも。
土産屋もそこそこ良いのが入っていまして、買いたくなるようなお土産も見つかります。
中国の土産屋にありがちな、絶対要らないだろ的なクソ土産とか、とってつけたような置物やアクセサリー類ばかりじゃないのも良い感じ。

僕はお香のお店で、300円程度のお香をひと箱買いました。

あとは観光エリアから少し外れると、地元の方が住まわれている場所があるのも個人的には良いです。

にぎわっている観光エリアの、川を挟んで反対側。
決して良いとは言えない住環境が連なっており、なんとも言えない気持ちになります。

この位は未だマシな方で、壊れかけの家とか、ホームレスと家の半々くらいの場所に住んでいるような方も居る感じでした。

もちろんこれ以上の田舎はもっとヤバいのでしょうが、それでも中国の現状をちょろっと体験したい場合、七宝古鎮の外れを歩いてみると感じるものがあるかも。
っていう、ひとり旅的な視点なので、苦手な方は観光エリアだけで良いと思います。

デメリットとしては、上海から近いゆえか、人がかなり多め。
平日雨でもこのありさまだったので、そんなに長居したいと思う場所ではなかったかな。
僕は1時間もあれば十分でした。

南翔

上海の北西部の小さな古鎮。
地下鉄行けますが、歩いて15~20分くらいかかるのが少しダルいと感じる方も居るかも。

ここは小籠包の発祥の地とされておりまして、小籠包のお店が幾つか点在。
といっても見どころはそんなに無くて、1本のメイン通りに数件の小籠包の店があるだけ。

景観としては悪くは無いですが、そんなに歴史を感じるような印象は受けず。


こんなもんでしょう。

でもやっぱり発祥の地で小籠包は食ってみたいので、小籠包を食べにくるところでしょう(笑)

僕はこの町で小籠包を25個食べました。
それでも1000円しないので、日本で食べることを考えたら最高に楽しい。
ちなみに小籠包発祥の店はここみたいですね。
僕が行ったときは空いていましたが、時間や曜日によっては混み合うとのこと。
地下鉄から南翔古鎮までの間にありますので、ここで食べて、古鎮でおなかが空いたらまた小籠包食べて。
って感じでイイかと。

おすすめは朱家角

規模感、完成度、町並み、食べ歩き、全てちゃんと仕上がっている朱家角は、とりあえず万人におすすめ出来るかなと感じました。
他二つは、モチモチ団子や小籠包を食べに来るなら、地下鉄で近いのでアリかな。
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